『情留酒』誕生秘話【第2話】『鳴門金時焼酎』の源流(3) [心地よく酔える焼酎専科]
『情留酒』誕生秘話【第2話】
『鳴門金時焼酎』の源流(3)
●ここが、源流だった
↑現鳴門金時蒸留所前に今も残る蒸留所跡。
明治34(1901)年の開業以来、焼酎・みりんの製造と酒類の販売を
業として続けてきた「元木酒店」が「鳴門金時蒸留所」の源流です。
(昨日の続き…興味をそそられて、手っ取り早く目の前にいらっしゃる
元木さんに、「はじめて、なると金時を焼酎の原料に使ったのは、誰なのか?」を
単刀直入、うかがってみました。)
「そりゃ、私らですわ」
「えっ!」
「第1号は2004年1月15日の仕込みです」
「はぁ」
「これがまた、うまくてねぇ」
「ほう!」
「焼き芋を割ったときに、ほわりと鼻先をくすぐる、あのこうばしい香りを求めて、
やっとたどり着いたのが、地元の芋、なると金時だったです」
「そうだったんですかぁ」。
感嘆符とため息で、相づちを打つ鳴門金時普及委員会(仮)
スタッフ(I&M)でしたが、大いに感動しつつ、鳴門金時蒸留所さんが
鳴門金時焼酎の源流であったことに深く胸をなで下ろしていました。
そんなわけで、なると金時を原料にした焼酎が次々と生まれている
現状についても聞いてみました。
「私らが取り組んだ、なると金時のチカラが認められているということなのでしょうね。
これからも本物のなると金時だけで、勝負していきますよ」と、
ライバルが増えることを憂慮(ゆうりょ)するどころか、なると金時が
広く知られることを喜ぶ、本物のなると金時ファンの姿が、そこにありました。
(さらに続く)
取材協力 鳴門金時蒸留所:URL http://www.nkj.cc/
オンライン購入ページ:http://www.nkj.cc/09_buyitnow.html
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