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全国へ羽ばたけ『阿波の逸品』(2)阿波の素材に惚れ直す [通への近道]

全国へ羽ばたけ『阿波の逸品』

(2)阿波の素材に惚れ直す

 前回に続き、徳島県庁をたずね、徳島県観光戦略局観光企画課物産
ブランド担当事務主任の多田恵子さんにお話をうかがっています。

自然豊かな徳島県で生産されブランド化が図られている、なると金時
をはじめとした魅力的な産品をベースに、さまざまなアイデア加工食
品が生まれ、多くの人に食されるのを待っています。

「消費者に知ってもらい、味わってもらえれば、
きっとファンになっていただけるすばらしいも
のばかりです。阿波の逸品に登録してもらった
商品については、特に自信を持って全国におす
すめしていきたいと思っています」

 多田さんは、これまでに県内だけでなく東京・大阪など大都市圏で
行われるふるさと見本市に地元メーカーとともに参加したり、百貨店
のバイヤーと地元メーカーとの接点を設定したりと奔走されています。




東京での物産展示会の様子

「地元メーカーさんにおじゃまして、生産の様子を見学したり、
問題点をうかがって、PRに役立てています。もちろん鳴門金時
蒸留所さんにもうかがいました。

余談になりますが、そこで『情留酒・鳴門金時』をいただいて、
芋焼酎のイメージが、激変といっていいくらい
変わりました。香りも味も癖の強い焼酎を想像
していたのですが、味わいふくよかで、のどご
しも柔らか、とにかくおいしい(笑)。

ちょうど『情留酒・鳴門金時 焼き芋』の仕込み用にこんがり焼か
れた、なると金時の焼き芋があったので、それもいただきました。

これぞ焼き芋といった感じで、ああ、これならおいしい焼酎ができ
て当たり前だなぁって感じたものです」

  全国的にも秀でた阿波ブランド。そうした素材
を贅沢に使った阿波の逸品を広く普及させてい
くために、メーカー個々のPR方法にもカギがある

と、多田さんは考えるようになったそうです。そのため今年度は地元
メーカーを対象にした相談会や勉強会も企画しているとのこと。


他県から講師を招いての勉強会

 モノは良い…それを消費者に手にとってもらうために何が必要なのか。
次回は、多田さんが阿波の逸品販路拡大事業に関わる中で、実際に肌で
感じ、見えてきた方向について紹介します。

(つづく)

取材協力:徳島県観光戦略局観光企画課
物産ブランド担当事務主任 多田恵子さん
http://awa-arudeyo.net

一言編集後記
 どこかで読んだ本の中で、古くからある全国各地の
特産品の多くは、江戸・元禄時代の繁栄(バブル)と、
それに続く享保のデフレ期に形成されたそうです。
とにかくデフレ期には、次々と新商品を投入して売上げ
の下落を食い止めないといけませんから、商品は多産多
死にならざるを得ない。その中から、新しい時代の商品
が生まれてくるのだそうです。

実は本ブログの取材を通じて、そうした動きをひしひ
しと感じていて、きっと市場を賑わす商品がここ徳島
からも出てくるのではないかと大いに期待しています。
(スタッフm)


鳴門金時蒸留所:URL http://www.nkj.cc/
オンライン購入ページ:http://www.nkj.cc/09_buyitnow.html



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