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ブランド芋であるために【第1話】(2) [通への近道]

ブランド芋であるために【第1話】(2)

●なると金時のふるさとはどこ?

正式な表記、名称を商標登録されたと聞いて、またしても、
ひとつの疑問が頭の中にムクムクとわき上がってきました。

それは、日本全国どこの畑に植えられても、苗づるが
『なると金時』であれば、育った芋は『なると金時』
となるのかどうか? という点です。

JA全農の田中さんは「う〜ん」と、
困ったような表情をうかべながらも、やおら口を開いてくれました。

「ほ場の具合、地域、それから農家の情熱がそろってはじめて、
なると金時の美しい姿やほかにはない甘みやうま味が備わるの
だろうと考えています」。

ほ場とは、作物を育てる田畑のことですが、
昔から海砂が土の代わりに用いられ、また主な生産地も鳴門市里浦、
大津、板野郡松茂町、北島町、徳島市川内町あたりととらえている様子。
おおむね吉野川河口域の北岸南岸あたりで生産されるものが、
ブランド芋『なると金時』となっているようです。

いずれにしてもブランド芋『なると金時』を名乗る条件として、
苗づると生産地があり、そしてもう一つ、欠かせないのが、
苦労をいとわない芋農家の情熱です。その情熱とは・・・。

(第2話『ブランドであるために』へ、つづく)

一言編集後記
“なると金時”が全国的に知られるようになったのは、
ここ数十年のことだそうです。
如何にして“なると金時”がブランド芋として
認知されるようになったのかを次週お送りしたいと思います。
(スタッフM)


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