SSブログ

全国へ羽ばたけ『阿波の逸品』(2)阿波の素材に惚れ直す [通への近道]

全国へ羽ばたけ『阿波の逸品』

(2)阿波の素材に惚れ直す

 前回に続き、徳島県庁をたずね、徳島県観光戦略局観光企画課物産
ブランド担当事務主任の多田恵子さんにお話をうかがっています。

自然豊かな徳島県で生産されブランド化が図られている、なると金時
をはじめとした魅力的な産品をベースに、さまざまなアイデア加工食
品が生まれ、多くの人に食されるのを待っています。

「消費者に知ってもらい、味わってもらえれば、
きっとファンになっていただけるすばらしいも
のばかりです。阿波の逸品に登録してもらった
商品については、特に自信を持って全国におす
すめしていきたいと思っています」

 多田さんは、これまでに県内だけでなく東京・大阪など大都市圏で
行われるふるさと見本市に地元メーカーとともに参加したり、百貨店
のバイヤーと地元メーカーとの接点を設定したりと奔走されています。




東京での物産展示会の様子

「地元メーカーさんにおじゃまして、生産の様子を見学したり、
問題点をうかがって、PRに役立てています。もちろん鳴門金時
蒸留所さんにもうかがいました。

余談になりますが、そこで『情留酒・鳴門金時』をいただいて、
芋焼酎のイメージが、激変といっていいくらい
変わりました。香りも味も癖の強い焼酎を想像
していたのですが、味わいふくよかで、のどご
しも柔らか、とにかくおいしい(笑)。

ちょうど『情留酒・鳴門金時 焼き芋』の仕込み用にこんがり焼か
れた、なると金時の焼き芋があったので、それもいただきました。

これぞ焼き芋といった感じで、ああ、これならおいしい焼酎ができ
て当たり前だなぁって感じたものです」

  全国的にも秀でた阿波ブランド。そうした素材
を贅沢に使った阿波の逸品を広く普及させてい
くために、メーカー個々のPR方法にもカギがある

と、多田さんは考えるようになったそうです。そのため今年度は地元
メーカーを対象にした相談会や勉強会も企画しているとのこと。


他県から講師を招いての勉強会

 モノは良い…それを消費者に手にとってもらうために何が必要なのか。
次回は、多田さんが阿波の逸品販路拡大事業に関わる中で、実際に肌で
感じ、見えてきた方向について紹介します。

(つづく)

取材協力:徳島県観光戦略局観光企画課
物産ブランド担当事務主任 多田恵子さん
http://awa-arudeyo.net

一言編集後記
 どこかで読んだ本の中で、古くからある全国各地の
特産品の多くは、江戸・元禄時代の繁栄(バブル)と、
それに続く享保のデフレ期に形成されたそうです。
とにかくデフレ期には、次々と新商品を投入して売上げ
の下落を食い止めないといけませんから、商品は多産多
死にならざるを得ない。その中から、新しい時代の商品
が生まれてくるのだそうです。

実は本ブログの取材を通じて、そうした動きをひしひ
しと感じていて、きっと市場を賑わす商品がここ徳島
からも出てくるのではないかと大いに期待しています。
(スタッフm)


鳴門金時蒸留所:URL http://www.nkj.cc/
オンライン購入ページ:http://www.nkj.cc/09_buyitnow.html



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

全国へ羽ばたけ『阿波の逸品』(1)なると金時も奮闘中 [通への近道]

全国へ羽ばたけ『阿波の逸品』

(1)なると金時も奮闘中

「なると金時イコール徳島県のイメージが定着してきた」と聞けば、
その周知に情熱を傾ける鳴門金時普及委員会(仮)スタッフとしては、
うれしい限りなのです。

そんな耳に心地よい、春の草原を渡るそよ風の言葉を聞かせて
くれたのは、意外にも徳島産品のブランド化を図っている
農林水産部とくしまブランド戦略課の担当者さんではなく、

徳島県観光戦略局観光企画課物産
ブランド担当事務主任
多田恵子さんでした。

 というわけで、今回我々は徳島県庁に担当課を訪ね、
お話をうかがっています。多田さんは、徳島が誇る阿波のブランド芋・
なると金時をはじめ、スダチや鳴門わかめといったブランド産品を
原料にした加工食品および工芸品の販売促進とその支援に取り組んで
いらっしゃいます。

 まずは、物産ブランド担当のお仕事についてうかがってみました。

「2年前の平成17年度に阿波の逸品販路拡大事業(※)
がスタートしました。これは県内のメーカーさんに
広く声をかけ、それぞれの商品を阿波の逸品として認定し、
県を挙げて応援していこうという企画です。

この2年間で、食品138品目、工芸品24品目が
リストに掲載され、今年度も募集を続けています。
私たち物産ブランド担当は、これら阿波の逸品を
増やし、そして全国にPR、販路の開拓・拡大を
図っています。」

 さっそく、なると金時を原料とした加工食品を中心に、
阿波の逸品の販路拡大策などについて具体的に聞いてみました。

(つづく)

※ 阿波の逸品販路拡大事業
(リンク先 http://awa-arudeyo.net/hanro.php

取材協力:徳島県観光戦略局観光企画課
物産ブランド担当事務主任 多田恵子さん
http://awa-arudeyo.net

一言編集後記
 多くの品目が『阿波の逸品』としてリストアップされる中で、
なると金時を原料とした加工食品は1割に迫る奮闘ぶり。
もちろん当ブログのメインスポンサー・鳴門金時蒸留所さんの
『情留酒・鳴門金時』をはじめ、以前ご紹介した和菓子の老舗・
栗尾商店さんの『鳴門うず芋』も名前を連ねています。
次回は、なると金時を素材とした加工食品など『阿波の逸品』
の販促に向けた具体的な取り組みなどについてご紹介します。
お楽しみに!(スタッフi)


鳴門金時蒸留所:URL http://www.nkj.cc/
オンライン購入ページ:http://www.nkj.cc/09_buyitnow.html



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

鳴門金時蒸留所 プレゼント企画 第2弾!スタート [わいわい鳴門金時イベント]

鳴門金時蒸留所 プレゼント企画
第2弾!スタート


 暑い夏がやってきました。1日の仕事が終わったら、
よ〜く冷 やした『情留酒』でホッと一息。
そんな『情留酒 鳴門金時』『情留酒  鳴門金時 焼き芋』を
ご愛飲の皆様に特報です。

いよいよ鳴門金時蒸留所の
プレゼント企画第2 弾!がスタートします。

プレゼント は、鳴門金時蒸留所営業部長・久米さんち で取れた新米5kg
もし くは、鳴門金時蒸留所・元木社長の中学校の恩師・岩田 安弘先生が
徳島 の清流・吉野川で釣り上げると豪語する天然アユ5尾です。
どち らも降り注ぐ太陽と澄んだ水の恵みをたっぷりいただいた
田舎が香る特 選素 材。どしどし、ご応募下さい。

【応募要領】

●懸賞内容
今回はクローズド懸賞です。鳴門金時蒸留所の『情留酒 鳴門金時』 『情留酒
 鳴門金時 焼き芋』いずれかのラベルに表記された3 文字の記号(バーコード
の近く)、所定の項目を記入の上、下記宛先ま でお送り下さい。

●応募資格
鳴門金時蒸留所の『情留酒 鳴門金時』『情留酒 鳴門金時 焼き芋』 いずれ
かをご愛飲いただいている皆様です。20歳未満の皆様のご 応募はご遠慮下さい。

●応募方法
ハガキにバーコード近くにある3文字の記号・住所・氏名・年齢・電話番号、ご
希望のプレゼント名いずれかを明記し、下記宛先までご応募ください。(複数
応募可)

●プレゼント
A賞(5名様) 「久米さんちの新米・5kg」玄米希望の方はお書き添え下さい。
B賞(5名様) 「恩師、岩田先生が釣る吉野川の天然アユ5尾(サイズ未定)」
        ※鮎は、天然鮎を冷凍して、クール宅急便で送りします。
        (冷凍のまま、“解凍せずに”焼くと、美味しくいただけます。)

●応募宛先
〒779-3207 徳島県名西郡石井町高原字桑島7-1
鳴門金時蒸留所『夏のプレゼント企画』係
※電子メール[宛先:info@nkj.cc]でもご応募可能です。
件名(Subject)は「夏のプレゼント企画」とお書きください。

●締め切り
平成19年9月30日(日)※当日消印有効

●当選発表
平成19年10月10日(水)
鳴門金時蒸留所ホームページ・鳴門金時応援ブログ「レッドアンドイエ ロー」
にて、当選者の発表(県名・名字)をいたします。

【お知らせ】
お酒は20歳になってから、適量をお召し上がり下さい。また『情 留酒 鳴門金
時』『情留酒 鳴門金時 焼き芋』は、お近くの酒販店でお求めください。
〒779-3207 徳島県名西郡石井町高原字桑島7-1 元木明彦
TEL.088-675-3933
FAX.088-675-3911

鳴門金時蒸留所:URL http://www.nkj.cc/
オンライン購入ページ:http://www.nkj.cc/09_buyitnow.html


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

栗尾商店の「鳴門うず芋」がモンドセレクション2007金賞に! [芋作りのプロフェッショナル]

世界の舌をうならせた、秘伝の密床。

栗尾商店の「鳴門うず芋」がモンドセレクション2007金賞に!


▲スペイン・バルセロナで行われた授賞式で、
金メダルを受け取った栗尾実太郎専務。

まずは、早春の当ブログ2月16日(金)22日(木)27日(火)号をご覧下さい。
そこでご登場いただいた徳島県美馬郡つるぎ町貞光の
老舗和菓子屋・栗尾商店さんが、世界の舌をうならせました。

あのモンドセレクション2007で、見事金賞に輝いたのです。


受賞品目はもちろん、今回の快挙に先行してわれわれが取材・紹介しました
「鳴門うず芋」です。

ちなみに、モンドセレクション(MONDE SELECTION)とは、
世界的に権威を認められた食品品評会のこと。この品評会は、
1961年ベルギー政府とECが共同し、
お菓子を中心とした食品の品質向上を目的に誕生させたものだそうです。

世界食品オリンピックとも訳されるモンドセレクションの難関。
とはいえ、徳島が誇るブランド芋・なると金時を、栗尾商店さんで
約80年にわたり代々受け継がれてきた密床につけ込み仕上げた『鳴門うず芋』が
突破したからといって、さして不思議なことではないのかもしれません。

伝統を守ること──それは新たな挑戦を生む原動力です。


来年、再来年と期待がかかる中で、なると金時と栗尾商店さんの挑戦は続いていきます。

有限会社栗尾商店 http://www.kurio.jp/


▲モンドセレクション2007金賞を記念して作成したポスター。
ちなみに制作したのは鳴門金時普及委員会(仮)スタッフ
でデザイナーの水口(M)さんです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

情留酒と創作料理に話が弾む店 “和いん” [いいねっ!あの店]

情留酒と創作料理に話が弾む店 “和いん”

(3)シーズンには阿波踊りのど真ん中

 さて、鳴門金時普及委員会(仮)スタッフは、依然として
紺屋町通りに面して、のれんを出す炉端料理の

「徳島おいしん坊倶楽部 和いん」におじゃましています。

和食料理人の井上博之さんの笑顔とお話を楽しみながら、
旨い料理と情留酒・鳴門金時、情留酒・鳴門金時焼き芋のロックに
舌鼓を打っているわけですが、このままでは
どんどん心地よい酔いが回ってしまいそうです。

 そこで、意を決して席を立ち、予約席・団体席のある2階、3階を
見せていただくことにしました。

「2階は2名様〜10名様までの団体でゆったりと落ち着いて
過ごしていただける畳のお座敷になっています。
3階は10名様〜50名様といった大人数で、気兼ねなく楽しんで
いただける広い板の間のお座敷をご用意しています」と、
案内に立ってくれた井上さん。


“和いん”2階


“和いん”3階

 いずれも通りに面して、大きな窓が切られているため、
徳島の夜の町が見下ろせるかたちになっています。お盆に来てみたいなぁと
思っていると

「阿波踊りの有料演舞場が目の前ですから、
シーズンの1、2カ月前にはほとんど予約で埋まってしまいます。
できるだけ、お早めにご予約されることをおすすめします」と井上さん。

 窓際に腰を下ろして、阿波踊りの熱気を眼下に、うちわを扇ぎながら
おいしい料理をつまみ、情留酒・鳴門金時、情留酒・鳴門金時焼き芋で喉を潤す──。
もしかしたら、徳島のブランド芋なると金時を食材にした創作料理も
並んでいるかもしれません。

親しい仲間たちと、そんな贅沢で幸せな時間を過ごせるお店、

“和いん”に、足を運んでみませんか?

(情留酒と創作料理に話が弾む店・終わり)

一言編集後記
和食料理人の井上博之さん、和いんスタッフのみなさん、
取材にご協力くださりありがとうございました。
取材後は、鳴門金時普及委員会(仮)スタッフに、
メイン・スポンサー鳴門金時蒸留所の馬島さんも加わって、
ちょっとした宴会になってしまいました。

「うまい」の連呼の間に笑顔と情留酒を挟みながら、
落ち着いた店内で夜の更けていくのを忘れてしまいました。
お盆はもう予約で埋まってしまったでしょうか? 
取材時に予約しとけば良かったなぁと、
今になって悔しがっております。(スタッフi)



取材協力:和いん

和いん
徳島市紺屋町12-1甲子万PART2
電話:088-657-7477
営業時間:平日17時30分〜翌1時/日・祝17時30分〜24時
定休日:月曜日

和いん


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

情留酒と創作料理に話が弾む店“和いん” [いいねっ!あの店]

情留酒と創作料理に話が弾む店 “和いん”

(2)地元食材を使った本格料理に舌鼓

 「うちの料理は、お客様の注文をうかがってから手作りします。
あらかじめ用意された冷凍食品をお出しするようなことはありません」と、
厨房担当で和食料理人の井上博之さん。
おっとりとした笑顔に、自信をのぞかせます。

さっそく、おすすめ料理を注文。

まず、出てきたのは「魚介とアボガドの生春巻き・650円(税別)」
「海鮮刺身盛り合わせ・1800円(税別)」。
いずれも徳島産の鮮魚をふんだんに使った彩り鮮やかな一品です。


「魚介とアボガドの生春巻き」「海鮮刺身盛り合わせ」

 アボガドと相性抜群のマグロを巻いた生春巻きをかじると、
爽やかなソースが両者をいっそうなじませ、瞬く間にお腹の中に収まっていく。
そこへ、すかさず情留酒・鳴門金時のロックを流し込めば、

「かぁ〜っ」と旨いっ。

ならばと、盛り合わせの鯛を刺身醤油にちょいと漬けて、口の中に放り込む。
ぷりぷりとはじける弾力が地元産の証明です。
「食材は、ボクたち和食のスタッフが市場で仕入れています。
お客様に本物を、しかもおいしいものを味わっていただきたいですから、
結構シビアに選んでいるんですよ」。

 さて、口の中もさっぱりとしたところで、
少し濃厚な味を求めたくなりました。続いてテーブルに運ばれてきたのは
「豚トロと温泉玉子のサラダ・750円(税別)」
「とろとろ大根とひき肉の味噌チーズ焼き・650円(税別)」の二品。
強火で炙(あぶ)り焼かれたジューシーな豚トロを、
とろりと崩れる温泉玉子に絡ませ、新鮮なサラダとともにいただきます。


「豚トロと温泉玉子のサラダ」


「とろとろ大根とひき肉の味噌チーズ焼き」

甘みたっぷりの脂にトマトドレッシングが鋭く効いて、これまた絶品。
うなりつつ、なると金時を原料にした芋焼酎のロックで舌を洗い、
ここで皿を代えて、箸を乗せるだけで切れるほど柔らかく煮込まれた大根をぱくり。
ひき肉のうま味をしっかりと吸った大根に、味噌とチーズの甘辛い味が誠によく合うのです。

 「材料はできるだけ徳島産のものをチョイスして使うようにしています。
今日は残念ながら、なると金時の料理はご用意していませんが、
季節にはどんどんお出ししていこうと考えていますので、楽しみにしていてください」

(つづく)

取材協力:和いん

和いん
徳島市紺屋町12-1甲子万PART2
電話:088-657-7477
営業時間:平日17時30分〜翌1時/日・祝17時30分〜24時
定休日:月曜日

和いん


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

情留酒と創作料理に話が弾む店 “和いん”  [いいねっ!あの店]

情留酒と創作料理に話が弾む店

(1)“和”のおもてなし

 おやっ?──日の入りがめっきり遅くなった街に、遠く小さく奏でられる笛の音。
耳を澄ませば、新町川を渡るぬるい夜風に乗って、阿波っこにはおなじみの“よしこの”
が流れてきました。夏の風物詩、阿波踊り。

「もうすぐなんやなぁ」と、街中に熱気があふれる情景が自然と心に浮かび、
これからうかがうお店にも、知らず知らず期待が高まってきます。

 阿波踊りの桟敷席(有料)が設けられる紺屋町通りは、市内でも指折りの繁華街。
その紺屋町通りに面して、のれんを出しているのが、
炉端料理の「徳島おいしん坊倶楽部 和いん」です。

このお店で、当ブログのメイン・スポンサー鳴門金時蒸留所が情熱込めて
送り出している情留酒が飲めると聞き、評判などをうかがおうと訪ねました。

 外観はビルですが、店内に入ると、柱や梁など年代物を思わせる木造の雰囲気で、
適度な照明に、ゆったりとした間隔でテーブル席が設けられているのが分かりました。
そこで対応していただいたのは、井上博之さん。厨房担当の和食料理人さんです。

 「和やかにおだやかに、時にはみんなで和気あいあい、
心ゆくまでおくつろぎいただきたいと願って付けられた“和いん”の店名に
ふさわしい料理をお出ししたいと、スタッフ一同頑張っています」

 なるほど。店名はワインに合う和洋折衷料理を出しているからに違いないと
想像していましたが、雰囲気としての“和”を楽しめる料理やおもてなしを目指している…。
情留酒・鳴門金時、情留酒・鳴門金時焼き芋を飲むのに、
うってつけのお店だったのです。

(つづく)

取材協力:和いん

和いん
徳島市紺屋町12-1甲子万PART2
電話:088-657-7477
営業時間:平日17時30分〜翌1時/日・祝17時30分〜24時
定休日:月曜日

和いん



一言編集後記
井上さん!お忙しい中取材の応対誠にありがとうございました。
少し記事のアップが遅くなりましたが、“和いん”を本ブログでご紹介
できて嬉しく思います。
近日寄らせて頂きます。(スタッフM)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

世界で笑顔を育てる和菓子の人(4)「体にいいから食べなさい」が聞きたい [甘くて懐かしいお菓子たち]

世界で笑顔を育てる和菓子の人

(4)「体にいいから食べなさい」が聞きたい

前回、岡萬本舗店主・岡田健次さんは、農業振興を通して
世界に笑顔の輪を広げていると紹介しました。

もちろん、もっと身近なところで“鳴門金時おいもの親子”を
はじめとした本業の和菓子づくりでも、みんなの“笑顔”につながる努力を惜しみません。

「とにかく、和菓子でも洋菓子でもシンプル・イズ・ベストだと思っています。
甘味にしても原料にしても、自然のものを使いたいんです。
そのかわりに手間暇をしっかりかければいいんですよ」。

前回、触れた海外でのサトウキビ栽培や、なると金時づくりも、
自然な材料でつくったお菓子をみんなに食べてもらいたいという
気持ちが根っこになっているのです。

「今、普通に流通している砂糖が気に入らないんです。
私は、県内で和三盆糖を手作りしている先から、砂糖を分けてもらっています」。

しかし、その生産量が現在、徐々に減り始めているそうです。
そこで今後も納得できる砂糖を手に入れるため、
自らサトウキビ生産に取り組んだのだといいます。

そうまでして自然の素材を手に入れたいと考えるのには、
岡田さんの深いこだわりがあります。
「お母さんが、子どもたちに『虫歯になるからやめなさい』とか
『そんなものばかり食べていたら体を壊すわよ』とか言うのを聞くと、
お菓子をつくる立場にいる者としてはしんどいです。

だから私は『このお菓子は体にいいから食べなさい』
『糖尿病にも悪くないから食べてください』
と言われるようなお菓子をつくりたいんです」。

岡田さんは、その目標に向かって、和菓子づくりに、
材料選びに、そして原料を育てるための農業に、
正面から向き合っています。

(世界で笑顔を育てる和菓子の人・おわり)

取材協力:岡萬本舗

HPアドレス:http://www.okaman-honpo.com

風土菓 岡萬本舗


一言編集後記
「なぜ、そうなるのか?」の気持ちをそのままにしない人。
これが岡田健次さんの印象です。疑問に思ったことは、
時間をかけてもとことんやる。そんな強い信念の人です。
インドネシアで現地の人たちとコミュニケーションするために、
50歳を過ぎて2ヵ月間寝る間も惜しんでインドネシア語を勉強したそうで、
今では、ほとんどネイティブの域に達しているとか。
脱帽ついでに、ひとつお願いを思いつきました。
「酒飲みは甘いモノが苦手」という、ひとつのセオリーがあります。
そこで、情留酒に合う、和菓子をつくってほしいのですが、
いかがでしょうか?(スタッフi)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

世界で笑顔を育てる和菓子の人(3)農業を通して世界で笑顔の栽培 [甘くて懐かしいお菓子たち]

世界で笑顔を育てる和菓子の人

(3)農業を通して世界で笑顔の栽培


↑岡萬本舗・店主の岡田健次さん

徳島産の“なると金時”が原料という“鳴門金時おいもの親子”を
いただきながら「やっぱり、なると金時は世界一のお芋なのだ」
という思いを強めていた時、
突然、店主の岡田健次さんがこう切り出しました。

「うちのお菓子は、確かに鳴門の芋しか使っていません。
それは芋本来の魅力もありますが、農家のチカラ、
日本の農業技術あっての、なると金時だと思うからなんですよ」。

そんな岡田さんは、現在インドネシアで、なると金時の栽培に取り組んでいるそうです。

「最初は、お菓子の原料である砂糖をつくるため、
サトウキビを育てたいと思ったんです。合成した甘味ではなくて、
自然の素材を求めたんです。でも、サトウキビは本格的に収穫し
精糖できるようになるまで、4〜5年ほどかかるんですね。
そのことを現地の人たちに話すと、すぐに収穫できる作物も
育てたいんだけどって言うんです。
それちょうど、なると金時の苗があるから、
これを育ててみればいいと譲ったんです」。

地元にも、特産のジャガイモがあったそうですが、
なると金時のような甘い芋ではないといいます。
そうして、苗を植え、育て始めたものの当初はうまくいかなかったそうです。

平地はもちろん海の近くや、海砂を入れた畑を作っても
やっぱりうまく育たなかったといいます。

「原因は気温にあったんです。昼と夜の温度差が10度くらい
ないとなると金時は大きく、おいしく育たないんです。
たとえば鳴門の海岸沿いは日中35度を超えていても、
夜には25度くらいまで下がるんです。下がりすぎてもいけない。

15度以下になると芋が風邪を引いて腐ってしまうんです。
そういうことを日本の農家は研究して、技術として身につけています。
世界では土地はあるけれど、そういった面での知識に乏しい面もあるんです」。

現在、岡田さんは現地の人たちと協力して、昼と夜の温度差のある
標高800m付近の高地で、徳島から持ち込んだなると金時の苗を育てています。

「優れた苗をつくるためのバイオ技術、安定した収穫を得る水耕栽培をはじめ、
日本の農業技術をもっと世界に伝えるべきなんです。
そこに日本の農業の未来があるような気がしますよ」。

いつのまにかグローバルなお話になっていましたが、実際に、
岡田さんは海外での農業振興を通して、たくさんの笑顔を育てているのです。


↑インドネシアでの農作業風景(参考写真)

(次回へ、つづく)

取材協力:岡萬本舗
HPアドレス:http://www.okaman-honpo.com

風土菓 岡萬本舗



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:グルメ・料理

世界で笑顔を育てる和菓子の人(2)銘菓のモチーフは藤の花 [甘くて懐かしいお菓子たち]

世界で笑顔を育てる和菓子の人

(2)2度熱を加えることで、甘みが出る

取材中「まぁ、お茶でもどうぞ」と、岡萬本舗店主・岡田健次さんが
すすめてくれたのは焼き芋にそっくりの饅頭菓子でした。

菓子盆に入れられたその和菓子は、よく見れば大小2つ。
「これは当店の商品の中でも人気が高い“鳴門金時おいもの親子”です」。

小さいほうをいただき半分に割ると、焼き芋そのままに小気味良く破れる皮の下には、
ホクホクとした餡が詰まっています。

口に入れるとしっとりとした中にもホロホロとこぼれる感じといい、
こうばしくやさしい甘みといい、まさに焼き芋。
そして…??? これはココア? 「子芋はココア風味、大きい方の
親芋はシナモン風味で仕上げとるんです。
どちらもなると金時のうま味を引き出すのにとても相性がええんでよ」。

確かに、これは、ハグハグ…うまい。
「これがでけるまでには、結構苦労しました。
焼き芋のポロッとこぼれる感じがなかなか出せなかったんです」。
その答えは2度焼きにあったそうです。

一度加熱したそれぞれの材料を一度冷やし、あらためて材料を合わせて
もう一度焼くといったことだったそうです。
ちょっとしたアイデアなのかもしれませんが、いつも「なると金時」
「和菓子」のことを考えているからこそ生まれた発想なのでしょう。

それは、家庭で焼き芋をおいしく仕上げるコツを教えてくれたことでも分かります。
「なると金時で焼き芋をつくる時も2度焼きがおいしいんでよ。
なると金時の甘みは、生のうちは真ん中あたりにはあるんだけど、
皮に近い外側には少ないんです。

ラップをして3分ほど電子レンジにかけ、冷ましたものを今度は
オーブンかトースターで焼いてやると全体が甘い焼き芋に仕上がるんです」。
読者の皆さん、ぜひお試しになってはいかがですか? 
さて、次回はそんな岡田さんに、なると金時への思い、
お菓子づくりでの発想法などについて聞きます。

(次回へ、つづく)

取材協力:岡萬本舗
HPアドレス:http://www.okaman-honpo.com

風土菓 岡萬本舗



一言編集後記
ん〜。こんな素敵なお菓子(おいもの親子のこと)
があるとは、全然知りませんでした。
ふじ餅しか眼中になかったんです。
店内をよく見ると、他にもたくさんの種類のお菓子が!
これからは、ふじ餅だけじゃなくて
いろいろ買わさせていただこうと思います。
(スタッフm)





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。